メンバーの要望ではじめた「週次の真面目な雑談」の話
こんにちわ。組織開発がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
2023年1月。メンバーからの要望で「週次の真面目な雑談」を開始しました。
半年以上この取り組みは継続しています。
週次の真面目な雑談とは?
「週次の真面目な雑談」は、現在進行系で実施する必要のある個別の業務の進行とは関係なく、自分たちの業務全般に関わる雑多な話を通して、自分たちの業務に必要となる知識、経験、考え方などについて伝達するための雑談です。
背景として、私の部門は私とメンバーのハヂメの二人なのですが、ハヂメは昨年開発者から人事に転身したばかりで人事は未経験です。そこで、私が人事領域で得た知識、経験、考え方などを雑談を通して学びたい、という要望をハヂメからもらい、週次で真面目な雑談を実施することになりました。
なお、唐突にこの話が出たと言うよりは、過去の1on1や個別の業務の過程でこのような雑談をたまに挟んでいたので、その有用性を定期的に得られるようにしたい、という背景がありました。
週次の真面目な雑談の例
社内で私が経験した出来事についてメタな目線を踏まえて説明する
私が社内で経験した出来事について、
- 私がその出来事に対してどのように考えたか?
- その根底にはどんな知識があったか?
- なぜその意思決定をしたか?
などについてメタな視点で説明をしました。
話の流れで概念や書籍やウェブサイトを紹介する
話の流れで関連する知識を知る上で必要な概念や、それが紹介されている書籍をウェブサイトを紹介しました。
私が単独で担当した業務について説明する
私が単独で担当した業務について、直接担当しなくても一定内容を知ることができるように説明をしました。
これは、プレイング業務の場合もあれば、マネージャーとしてどのような目線でどんなことをしているかを伝えることもあります。
特に人事部門はマネージャーのための施策を担当することが多くあります。人事内では1メンバーだとしてもマネージャー視点を知ることは重要です。
そういった背景から伝えるようにしています。
個別の業務以外に仕事全般に関して一般的に重要なことを伝える
例えば、個人のふりかえりの重要性など、
- 仕事をうまくやる
- 自分の成長の質やスピードを上げる
といったことのために重要になることを伝えました。
チームの仕事の進め方について話し合う
個別の業務に限定しないチーム全体の仕事の進め方の作戦、創意工夫、改善、今後取り組みたいことなどについて話し合いました。
お互いの認識のズレの詳細を徹底的に掘り下げる
人間常に完璧な意思疎通ができるとは限りません。ときどき、お互いの認識がズレて、なかなか意図が伝わらないことがあります。
そのとき、そのズレの詳細について一つずつ紐解き、徹底に掘り下げることがありました。
実施頻度は多くありません、稀におこなうこのやりとりでお互いの考え方の傾向の違いを相互に掴むようになっています。
その上で、それぞれが相互に理解し合うことや、ズレを最小化するための伝え方の工夫を繰り返しています。
メンバーから話題を持ち込むこともある
メンバーから話題を持ち込むこともありました。
まとめ
「週次の真面目な雑談」についてまとめました。
この雑談は、メンバーの成長が第1の目的ですが、私自身の成長にもつながります。
- メンバーにとってプラスになる知識・経験・考え方について常に考えること
- それらを言語化して伝えること
- 伝えるにあたって不足がある場合は、事前に別途インプットして考えを整理すること
こういったことを通して自分の成長にもつながります。